先日、アットホームが行った「部屋探しに関するアンケート調査」が住宅新報社ニュースに掲載されておりました。この調査は昨年11月中旬に首都圏の大学生350人を対象に行い、首都圏の大学生が希望する賃貸住宅の家賃・居住形態・間取り・設備などについてのトレンドを把握する為に4年前から毎年行われているそうです。また、調査対象が首都圏の大学生であり札幌市内の物件を扱う私達には直接該当しないかもしれませんが今後の参考としていきたいと思います。まず希望する家賃は前回調査より低下し「6万円未満」と回答した合計が7割に迫ったそうです。全国的な景気の低迷もありこの回答は首都圏に限らず全国的なものであると思いますし、逆に首都圏以外のエリアの方が低下率は大きいかもしれません。
また希望する間取りのトップが「1DK」で35%あり、ワンルームを希望する学生は年々減少しており、今回の調査では全体の7%にも満たなかったそうです。
この傾向は札幌でも見受けられ1Kや1DK・LDKを望むお客様が増えておりますが、その反面希望の間取りには家賃の予算が届かず現実的にはしかたなくワンランク部屋を下げるお客様もおります。
さらに部屋探しで活用した媒体では「不動産会社を直接訪問する」がトップで7割近くあり「インターネット」(40%)「店頭の無料冊子」(39%)と続き、「携帯電話」は6%と意外にも低い結果でしたがインターネットとともに活用率は伸びそうです。
最後に部屋を決める際に重視する事は「コンビニもしくはスーパーが近い」が男女ともに上位にランクしました。また住宅機能・設備では「エアコン」(84%)「バストイレ独立」(79%)「収納スペース(巾180p程度)」(51%)と上位を占めました。
1位の「エアコン」は札幌に例えると「灯油暖房」に該当するかもしれませんが、いずれにしましても入居者の理想は年々詳細まで気にするようになっているようです。また「バストイレ別」を希望する方は地方都市や学生以上の年齢層になると更に数字が上がってしまうと思われます。
以上の結果はあくまでも首都圏の学生対象のデータですが、トレンドは常にチェックして行きたいと思います。
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