当社の物件はほぼ100%が分譲マンションの賃貸であり、普通の賃貸アパート・マンションに比べて管理面の充実と好立地が売りです。しかし、管理においては管理会社によって対応は様々で、トラブルが起きたときの対応で差が出てきます。
管理形態は大きく分けて委託管理と自主管理がありますが、特に自主管理は非常に差が出てくるように思われます。自主管理になっているマンションは、過去の管理において何かトラブルがあり委託管理から切替えたものと、管理費等の経費削減のために自主管理にしたものの大きく2通りあると想像されます。自主管理のマンションは非常にしっかりしていると感じられる場合と、独自の見解でほかではまかり通らない方法であっても強制するような管理組合もあるように感じます。
賃貸をする上で対応しにくいのは、引越しの1週間前又は2週間前に入居に関する書類を提出しなければ入居を許可しないといわれるマンションです。共同生活を営む上で、問題のある入居者を排除したいということからだと思われますが、お客さんは必ずしも時間をかけてから入居するとは限らず、通常は申込後1週間から2週間程度での入居が多く対応に苦慮します。マンションによっては理事との面接が必要なマンションもあります。みんなで住み良いマンションにしようということからだとは思いますが、自己所有して居住している方々は、どちらかというと賃貸で入居する方を厳選するとともに、中には排除しようという目的もあるのではと思うこともあります。また、貸主の1日でも多く家賃が欲しいという心情を察することなく、対応されるケースがあります。自己所有して自分で居住している方々には、賃貸市場が借り手市場で厳しい状況で、長期間空室でやっと申込みが入った場合などでも関係ないといったような感じです。
トラブル発生時の対応についても差があります。原因発生元等もはっきりしない状況で、当社が管理している部屋が原因だなどと連絡がきて、実際は全く関係なかったなどという場合もあります。また、修繕する場合も指定の業者を利用するようになどという場合があります。また、水漏れの対応では、当社管理の部屋から下の階へ水漏れしたとの連絡があり、当社での対応が必要となりましたが、被害を受けた下の方との連絡は直接して下さいとのことでしたが、連絡先についてはプライバシーの関係があるので教えられませんとのことでした。これでは、いくらこちらが素早く対応しようとしても、連絡が取れないために対応の仕様がありません。迅速に対応できるようもう少し配慮していただき、被害状況の受付と同時に連絡先の通知許可もいただくようにしていただければスムーズに原因の調査が出来たのにと思いました。
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