現在、賃貸業界はマンションの新築ラッシュや少子化問題等によって、物件の供給過剰になり賃貸契約になるまで、空室期間が長くなりつつあります。
しかし、全部の物件所有者が空室対策で頭を悩ませている訳ではありません。
いかに、契約になるか、工夫やアイデアによって同じ物件でも、「使いやすいように設備を充実させる、リフォームによって新鮮さをだす」と、いろいろとその時代のニーズに合わせて、部屋を変えるといった行動をすることで、所有している物件すべてを賃貸しているオーナーもいます。
真剣に所有している物件の事を考えている方は、他のオーナーの物件に興味を持っていると思います。
半年間、空室だった部屋に家具・家電をつけて、ものの1週間で決まった例もありますし、退去して空室になって、翌日にそのままの状態で決まった例もあります。
契約になる物件には、さまざまな良いタイミングが重なり、案内と同時に契約になります。
タイミングとは、例えば賃借する人が探している地域に家賃等の条件があった物件があったり、探していた予算内で家具がついていたり、とさまざまであるが、案内したときの部屋に入ったときの第一印象がかなり重要であるように思います。
今の時代は、IT化によってパソコンや携帯電話の普及で自宅や外出先でも、欲しい情報がいつでも検索できますので、自分の目で実際に物件を見なくても、だいたいのイメージはつかめるとは思いますが、最後は実際に、自分の目で確認を必ずしていただいています。
写真では確認しにくい、日当り、壁の色、外壁の具合といった条件がクリアされれば決定しやすくなります。
ただ、物件によっては、階が下の方で日当りが悪いといったような条件の所有者もいるわけですから、そういった物件には照明器具ひとつでも、部屋の雰囲気を変えることができます。
設備機器がいかに大切かが、最近は私も身にしみてきました。
ここ一ヶ月くらいは、退去立会いの見積り時には、「電球が切れていないか」、「カーテンレールの玉は数がたりているか?」、「シャワーホースや、水道の蛇口からは水漏れがないか?」等、細かいところまでチェックをして所有者に連絡をするようにしています。
あとは、同じ建物の違う部屋の家賃設定等の条件や、家具をつけて何日で決まりましたとか、新鮮な情報を正確に伝えているつもりです。
自分がかかわった物件に関しては、最後まで責任を持って対応させていただきます。
空室のオーナーさんには、1回、自分の物件を賃貸人としての目でじっくりと観察をしていただきたいと思います。
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