建物の維持管理については意識の違いで大きく違ってきます。維持管理の良し悪しは影響力が大きく売買価格、賃料にもあらわれます。特に外観、エントランスはマンションの顔として大きな影響力があります。
当社で扱う物件は分譲マンションがほとんどのため、マンションの所在している地域に住む人にはマンション名でわかる場合もありますが、古く維持管理の悪いマンションは中は見なくてもいいということもあります。札幌市内の古いマンションはちょうど私が生まれた年代の物件になりますが、30年以上経過して、いたるところにガタが生じているマンションもあります。建物診断をしているマンションもありますが、なかなか計画的に修繕できないマンションも多く見られます。特にワンルームや1DK、1LDKといった賃貸向けの間取の多いマンションは、区分所有者がマンション内に住んでおらず、マンション内の事情をよく把握していないこともあるようです。定期総会についても賃貸部屋が多いマンションは所有者の半数以上が首都圏だったりして総会の出席者が少なく、いろんな意見が反映されないこともあるのではないでしょうか。マンション内に居住していれば、日々の生活の中で問題点を把握しているので貴重な存在だと思いますので、賃貸マンション化しているマンションの場合、気持ちよく賃借人に気持ちよく入居していただけるように積極意的な取り組みをしていただきたいと思います。
簡便なものではメールボックスをダイヤルロック式のものに交換しただけでもイメージアップしたマンションもありますのでいろんな視点から検討し、資産価値をアップするような取り組みをしてほしいと思います。
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