札幌市の人口は平成19年6月1日時点で1,893,125人、863,970世帯です。もうすぐ190万都市となるところですが、最近は人口の伸びが鈍化しております。全道の人口が560万と約3分の1が札幌に集中しております。
平成17年国勢調査における札幌市内の昼間と夜間の人口の動きについては、市外からの流入人口では江別市が24,334人と2万人以上と飛びぬけており、以下石狩市、北広島市、小樽市と続いており以上の4市で7割以上を占める結果が出ております。
前回調査の平成12年と比較すると、多くの市で流入人口は減少しております。つまり、札幌市外からの通勤者が減ったといえると思います。言いかえれば札幌で仕事をしている人は、札幌市内に住む傾向が強くなったといえるのではないでしょうか。札幌市内の地価が下がったことにより市内の土地が購入しやすくなったからなのでしょうか。
昼間人口ではダントツで中央区が一番で続いて北区、東区、白石区、豊平区、西区、南区、厚別区、手稲区、清田区の順です。この順番とは限りませんが、事業所が多いのもこの順番に近いのではないでしょうか。部屋を借りる場合、社会人であれば通勤を中心に考えますので、中央区をはじめ中心部に近い北区、東区、白石区、豊平区、西区あたりまでが根強く需要があるように思います。また、大学、短大、専門学校は札幌一極集中ですので経済の盛り返しとともに札幌は今後も投資の適地としての魅力は衰えないと思いますが、市内ならどこでもいいということはなく、適した地域とそうでない地域のすみわけも進むように感じます。人口の動態も中央区中心の傾向がますます強くなるように思います。
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