10月中旬にとある管理物件で、火災があったという連絡をうけました。原因はお菓子の乾燥剤に水をつけると高温になるという現象は知っている方がいると思いますが、たまたまゴミ箱に棄てたお菓子の乾燥剤からの自然発火と言う事でした。(この件はまだ詳細を調べ中でイロイロと検討しているらしいですが)
普段何気にお菓子の乾燥剤を棄てていたので大変衝撃的でした。私も気をつけなければと思い、知人達にも警告の意味を込めて知らせました。
ところで、火災が起きた時の後処理はとても大変だと思いました。失火責任法という明治32年に定められた法律で「民法第709条の規定は失火の場合にはこれを適応せす但失火者に重大なる過失ありたるときには此の限に在らす」
・・・かなりわかりにくい表現ですが、自分が火事を起こして隣の家が燃えて損害を与えても賠償しなくてもいいという事、つまり隣の家からのもらい火で自分の家が焼けても隣から何の補償もしてもらえない、請求ができないという事です。あとは社会通念上の問題・・・とでもなるのでしょうか・・・。
先月のレポートでも書きましたが、ここでも更に「火災保険」加入の大切さを実感しました。
私もつい先日、自分の住んでいるマンションの火災保険が更新時期を迎え書類とお金を振り込んでくださいという案内が届き、若干「高いなぁ」「事故なんて起こらないよ」などと思ってしまいましたが、今回の火災事故を目の当たりにして「いやいや、事故が起こってしまったらもっともっと高額出費だ!むしろ自分のお金じゃカバーしきれない!!」と思い直しました。
ついつい、今まで何事もなく暮らしてきてしまうと、2年で1万〜1,5万円となるともったいないなぁと重いがちですが、そんな事はありません。今回の請求額や保険金の額を見ていると恐ろしくなってしまいました。
つい、更新をしぶるお客様には強く、「入っておいた方があなたのためですよーー!!!」と言ってしまいそうな気分です。
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