札幌の物件に対して多くの投資家の方が目を向けてどれくらいになるだろうか。今、不動産投資の世界で「アツい」といわれている場所は札幌と福岡である。多くはワンルームから1LDKくらいの単身向けの物件投資が主であるが、他の地方都市には無い魅力を秘めている。その一番の内容が@高利回りな良好物件が、A首都圏より遥かに安価で、B豊富にある、という3つである。@〜Bの項目のうちどれかに当てはまるなら別に札幌に投資する必要は無い。しかし、北の大都市札幌は人口も多く条件全てを満たしていることから非常にアツいまなざしを受けている。
実際、電話での応対において「初めて札幌で投資をする」「初めて物件を買ってみる」といった内容が非常に多い。当社は札幌においてこのような投資物件における取り扱いはおそらくシェア的にはダントツでトップであり、初めての投資してみた方が徐々に確実性ある投資に面白さを覚えて、次の物件を模索し始める姿を多く見かける。それゆえ月々の取り扱い件数も多く、リピーターも非常に多い。私は今入社6年になるが一体いくつの売買をこなしてきただろうか。その中には始めて投資する方に物件をご紹介してご好評を戴き、未だにかわいがって戴いている方も少なからずいらっしゃる。この投資家の方たちは情報収集や情報交換を絶えず行なっており、業者の人間しか知らないような情報さえ持っているときがある。聞いてみると、情報収集は投資の命綱なのだそうだ。ではその命綱はどこで手に入れるのであろうか?
ネットである。普段オフィスに何気なく置いてある、普通のノートパソコン。これがその大切なツールなのである。よく考えてみるとサイトを開くと多くの情報が引き出せるし、図面や写真も検索できる。至って便利である。高度情報化社会においてパソコンツールは非常に重要な役目を負っており、無いのとあるのでは雲泥の差が出る。実際当社ホームページをみて反響をお寄せいただくパターンがほとんどで、以前よく目にした雑誌や電柱の看板などは、今は昔ほどの効果は生み出さない。というよりも、鍵盤を叩くだけで必要な情報が、必要なだけ手に入れられ、保存まで出来るのだから必然なのかもしれない。よく世代交代という言葉を耳にするが、これこそが情報化社会の世代交代なのかもしれない。
ただ、ネットに流れている全ての情報が正しいというわけではない。ネットを開けば地図も検索できて場所も大体把握できるが、その場所がどのような性質を帯び居住者層はどのような方がメインなのか、近隣情勢はどのように変化してきているのかなどは全くわからない。やはり最後のキーポイントとなる判断材料は現地にいる人間に聞いてみないと分からないものなのである。現在あまり人気のない地域に新築物件が「ヌボッ」と姿を現し、半数以上が空室というのはまさにその現状を表しているのではないだろうか?
高度情報化社会においてパソコンは非常に便利で簡単なツールであるが、その中だけでは計れないものがあることを警鐘したい。需要の無いものに無理矢理供給をあてがってもいずれは綻びてしまう為である。最後は人間の目と感覚・経験がモノをいうのである。ネット広告と人間の経験を合わせることで非常に強い宣伝が出来ると最近知らされた。宣伝をする側は、間違った宣伝と正確で効果的な宣伝を想定しながらやっていく必要を感じた月だった。
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