我々営業マンの仕事は賃貸契約の仲介、売買契約の仲介、物件買い取り、内装工事、入居・退室時の立会い等がありますが、一番神経を使うのが退去時の立会いです。
賃貸契約をいただいた時点でいつかは、退去されると思うのですが入居期間や使用状況、室内の換気や結露などによって一軒一軒汚れや傷みの度合いが変わります。
賃貸人の立場で見ますと、通常使用による汚れ以外は入居者負担で貼替えや補修をしてもらいたいのですが、賃借人の立場で見ますと生活していれば多少の汚れは必ず出てしまうものだとなってしまいます。
それで直接、引越しで荷物を搬出した後に入居者と鍵の回収と同時に室内のチェックを行なうのですがその時に、キッチンとトイレを見るとだいたいどのような生活をしていたかがわかります。
キッチンとトイレがキレイな部屋はまめに掃除などをしている方が多く、電気やガス業者に引越しの手続きも済ませていて比較的問題がなくスムーズに立会いが終了するのですが、キッチンとトイレがあまりキレイではない部屋は、家賃滞納が多かったり、壁のクロスが変色(タバコが特に多い)していてあきらかに入居者が汚しているにも関わらず、入居当時から汚れていた等と言われたりします。
中には禁止されているペット飼育をしていて、退去後に判明したこともありました。
入居期間によってもかなり違ってきますが、先日の話になりますが約10年間入居されていた年配の女性の方ですが非常にキレイに使用されており、清掃のみで次の賃貸募集に回せそうな事例もありました。
こちらも賃貸人、賃借人の方にも平等になるように行動をしておりますが、ここ最近は賃貸物件の供給過剰に伴い、賃貸人が不利になるような傾向になりますので契約書に基づいて公平に判断をしていきたいと思います。
一番時間が取られる分野ですので、丁寧によりスピーディーに仕事をこなしたいいアドバイスが出来るように心がけていきたいです。
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