世間は「100年に一度の不景気」と言われ、年明けからテレビでは派遣社員の事や百貨店の撤退等、この先どうなってしまうの?という不安なニュースが流れています。
不動産でもやはり賃貸の動きは鈍く、今まで1冊でおさまっていた賃貸の空室資料ファイルも2冊に分けなければおさまらないという状態になっています。
大家さんから、どうですか?という電話を受けても「厳しいです…」という返答になってしまいます。他の物件に合わせて値段を下げたり、目立つように思いきった家賃ダウンが必要かもしれません。
お客様から反響があっても「安い物件」・「なるべく初期費用を安くしたい」・「敷金ゼロ・家賃サービス・ゼロゼロ物件はありませんか?」「家賃は安くなりませんか」というふうに『安さ』が最重要キーワードとなっているように感じます。
その反面で、「安」ければ何でもいいという訳ではないことも忘れてはいけません。部屋の内装のきれいさや、マンションの外観や共用部分なども気にしているようです。昭和風なレトロ感丸出しで、木製木枠窓や柄の入ったCF、うっすらと汚れたクロス、薄暗く臭い廊下…といった『負』をイメージさせてしまうようなマンションでは、やはり賃料が安くても住もうと思えないのが現状のようです。中にはマンションに入る前に「ここは入らなくてもいいです」と言われてしまう物件もありました。
札幌では地下鉄駅から徒歩15分だと「遠い」という感じがしますし、バス路線の物件も含めると安くて新しい部屋がたくさんあると思います。自社で扱っている物件は駅から大抵近い物件なので、好立地のことを考えると空室にしておくのは少しもったいないような気がします。
また、お客様自身がよくホームページを見て調べているという事を感じます。駐車場の有無や、こっちの物件にはこういうコメントがあったけど他の同じ物件には書いていないけど、どうなんですか?ということや、来店の際にはいろいろ検討して調べたであろう資料を持っていたりと、かなり調べているという感じをうけます。
私自身も何かものを買おう・買う検討をしている時はインターネットで値段を調べたり情報を得たりしますので、インターネットで調べるという行動が浸透している証拠だなぁと感じました。
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