8月の賃貸は企業や団体の、家具家電付物件の短期契約を中心に動きが見られました。天候に夏らしさを感じなかったせいもあり、かえって夏枯れという印象もないまま経過しました。
ネット反響は中心部の家具家電付物件に多く寄せられ、契約のシステムや費用についての質問があり、他社と比較検討しているような様子がうかがえます。
また冬に向けて、駐輪場やバイク置場、駐車場があるかどうかの問い合わせも見受けられるようになりました。
空室期間が長かった物件も、敷地内で駐車場が確保できるということで契約に至ったものがあります。普通車両をエコカーや軽自動車に乗りかえ、住替えの初期費用を極限まで抑えた上で駐車場を確保するという傾向が見られるようです。
上昇志向を持つにはあまりにも厳しい情勢ですから、とりあえず、あるものでやって行くことになるわけで、あるものを利用して折合いをつけていくのが得策でしょう。
外食ランチをやめ、経済的な弁当持参の人が増えると、様々なニーズに合わせた弁当箱や水筒の売れ行きが好調のように、こういう時こそ、今まであまり目に止まらなかったものがクローズアップされるのです。
つまり、厳しさをものともせず、柔軟に考え方をシフトできる人とのマッチングに気づくかどうか、がポイントだと思います。
秋の引越しシーズンを利用して、お客様を創造しながらマッチング力をアップすることが課題のひとつになるでしょう。
また、厳冬期を前に設備の点検なども早めに着手しておくことが大事だと思います。
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