9月の賃貸については、法人の申込みが多かったようです。
しかし「転勤」ではなく、ある程度の期間だけ札幌に滞在する「出張」扱いでの短期契約が多いのが特徴です。
「必要な時に必要なだけ」という言葉が、現在の社会経済情勢において非常に合っている気がします。
一昔前は、「多彩多機能」なものが喜ばれていました。
それが無駄なものであっても、「たくさん付いている」ことに魅力がありました。
それに対し、最近では無駄なものはいらないので、その分安くして欲しいというニーズが増えています。
各企業もそれに合わせていろいろ企画を練っているようです。
この不況の中、それは非常に効率的で、価格が安いという事自体魅力的ですが、何か小さくまとまってしまっている感もあります。
皆がアイディアを出し合って「無駄なもの」を創り出していた時代は、活気がありました。
しかし、失敗を繰り返して発展につながっていったという考え方もできるでしょう。
現在は無駄が命取りになると言っても過言ではない時代です。
景気が回復して、無駄なものを多く生み出せる時代が来たとき、そこからまた大きな発展があるような気がします。
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