4月の賃貸は法人を中心に「家具家電つき定期賃貸借」の成約が見られました。
こういった企業ニーズは物件のグレードを重視する傾向があるため、築年数が古くて狭小陳腐な物件は、内装や家具家電でイメージアップし、賃料を下げても、反響がない時期に突入したようです。
個人の定期賃貸借でも再契約や普通契約へ移行している物件は、マンション全体の雰囲気や使い勝手が良いものに集中していると思います。
4月はまったく春らしい天候に恵まれず、人の動きは全体的に鈍いままゴールデンウィークを迎えることになりました。
首都圏では景気も上向いてきたとのニュースが伝えられますが、北海道の景況感は依然として厳しいものがあります。
私たちは生活費に敏感に反応しながら、日々お財布の中身が減らないように工夫しています。
「ふりかけ」をはじめとする「ごはん関連商品」の売れ行きが好調という記事を目にしましたが、確かにスーパーなどでは、お米の横に「ごはんのお供」をずらりと陳列して食欲と購買意欲をかきたてているようです。
お弁当持参派が多くなっていること、少ない「おかず」をカバーするための自衛策が背景にあるのだと思います。
世の中不景気とはいえ、ネタよし・味よし・値段よしで人気の回転寿司店には30分待ちなど普通という行列ができており、ペットショップでは高価な犬の洋服が飛ぶように売れているのを見ると、「ここがお財布の開け所なのか?」と不思議に思うこともしばしばです。
また、最近はファミリーという単位が目立つように感じます。
歓楽街ススキノや百貨店が落ち込んでいるのも、家族が一致団結してアウトレットショップをハシゴし、郊外の日帰り入浴や「道の駅」でご当地名産を買い求めるといった楽しみ方へ、流れが変わってきているからだと思います。
そして、ウェブサイトやブログの情報を最大限生かしているのが、この消費者層の大きな特徴ではないでしょうか。
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