福岡県にある自治体で、氏名の記入欄のある家庭用の燃えるごみ袋が使われているというニュースを見ました。
ゴミ回収作業員が袋の重さや手触りから判断し、適正分別のルールが守られているようなら記名の有無にかかわらず回収されます。燃えるごみ袋に不燃物が入っていれば「×」印のシールを貼って収集場所に残し、分別を徹底するよう注意する。無記名なら職員がごみ袋を開ける「開封調査」を実施。郵便物などから特定し、手紙を送って分別の徹底をお願いする、ということでした。
記名式や開封調査を採用する自治体は全国で増えています。ゴミ出しに責任を持ってもらいマナー向上を目指す取り組みですが、15年10月に分別を義務つける条例を施行した京都市ではプラスチックごみの分別率が実際に改善したそうです。
これらの取り組みはストーカー被害を防ぐ点や、個人情報を守る点から見ればまだ改善点がありそうですが、これから先採用していく自治体が増えるように感じます。
弊社のお客様でも札幌市以外からのお引越しのお客様には、契約の際にゴミの出し方を聞かれることがよくあります。記名式や開封調査をせずとも、普段から自主的にゴミ出しマナーを気を付けていくことが大事だと思います。
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