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第二十の鉄人 | 札幌市在住 生涯現役を目指すS・S | |
投資体験 N0.2 |
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マンション投資の連鎖・・・縁・・・札幌での投資マンション2室目は中島公園の南側、1階には銀行と喫茶店、2階には歯科医院他が入っていて商店街もすぐ、市電車停留所は目前、地下鉄まで徒歩5分程と、とても良い所にある13階建の喫茶店の真上の部屋でした。当時マンションはまだ少なく皆興味深深です。 廊下に並ぶ同じドア・ドア・・・しかし中も同じなのか?私も確かめたくてたまりません。 ある時、向かい側に住む女性と廊下で立ち話をしていて互いに部屋を見せ合う事にしました。 お互いびっくり! あまりに違うのです。 同じ面積の1DKですが私の方のDKは窓は無く暗い、しかし北側居室は全面窓とガラスで開放的です。 お向かいのDK、居室はそれぞれに南側に窓があり、それ故に2部屋とも有効に使えている感じでした。 《 隣の芝生はよく見える 》でした。 それから数年後の昭和62年、中島公園西側に新築なったファミリイータイプのマンションを買う為に住宅金融公庫、銀行ローン、そして現金が必要でそのワンルームは売却しました。 その決済の日、買主(東京の不動産屋)がポンと机の上に投げた100万円のいくつかの束、数えました。 1万円足りません。仲介業者も数えました。足りません。 「おい!1万足りねえとよ、お前出しとけ!」と子分、いや従業員に親分、いや社長が言い決済は無事終了です。 それから十数年間、付近を通る度にその部屋を見上げますがただの一度も灯りは点かず、窓は開かず、カーテンの動きもありません。平成16年についに我慢できず管理人室を訪ねました。 「その部屋は東京の不動産屋から不動産屋へと売却され管理費は1度も払われず高額な未収入金となり督促状は帰ってくるしで競売にかけたいのだが調査のために弁護士を頼むと費用が掛かるしで困っている。だれか東京で調査をしてくれる人を知りませんか?」と管理会社の担当者が言うのです。 「競売になった暁には最低価格より高く買う人なんていないから落として又持ち主になったら良い」とも言うので私は「競売になったら最低価格の3〜4倍位で落ちると思います。私も力の限りに高く入れますが力及ばずと思います。でも調査に関しては心当たりの人がいるので聞いてみます。」と答えました。 東京で取引のあった、女性の不動産会社社長に頼むと20代、元気・好奇心旺盛な彼女は快く引き受けてくれました。 石原都知事宛てに必要書類を送り住民票の追跡をして売却時のまま移動無しを書類上確認の上、現地で調査をしてくれました。現地では近所での聞き込み、現地が古いラーメン屋だったので食べながらの店の人、お客への聞き込みで結局、ここ30年以上、そんな人物はいない。との結論でした。(ラーメンは美味しくなかったそうです。)私はこれをレポートにまとめて提出しましたら小躍りせんばかりの大喜び! そしてこう言うのです。「競売になったら落とすというのは確実とは言いがたい。そこで持ち主がはっきりしていて売りたいという物件が2件ある。最低売却価格と同じで良いので買いますか?」と。 即座にOKです。 その内の1件はあの向かい側の《 隣の芝生 》でした。息子さんが売主でした。もう10年以上も前に無くなったお母さんが分譲時からセカンドハウスとして使っていたそうです。 「大好きな母なので手放す事が出来なかった部屋です。母と話した事があったのですか。良い方に譲れて好かった。」と・・・。私もとても嬉しかったです・・・。 もう1件は又違うタイプの1DKでいろいろな部屋があるなあ〜と改めて思いました。 この部屋は改装して賃貸し、その後売却しました。買値の4倍程で売れました。 先《 隣の芝生 》の部屋は改装して現在賃貸中、利益率は55.2%です。 総てアパマンプラザの仲介です。 競売については、まず別件のが先となり私は最低価格の2倍強で入れましたが4倍近くで落とされました。これを教訓にして次の、元持ち主だった部屋の競売には参加しませんでした。 いつかアパマンプラザの仲介で買い戻す事があるかも知れないとか考えてみたりもします。 と、ここまで書いてちょっと休憩、不動産売買のホームページを何気なく見ていると、嘘みたいに、、、それらしい部屋が売りで出ています。出したばかりの様です。窓が引き戸ではなく片開きの為、大工さんが網戸を工夫してくれた痕跡がホームページ上の写真から窺えるのです。すぐに電話をして部屋Noを尋ねるとなんとその部屋!早速、室内を見せてもらい、もちろん買いです。 縁でしょうか・・・平成20年4月、所有者へ返り咲きです。 これからアパマンプラザへこの部屋の改装、家具家電設置、賃貸募集をお願い致します。 |